
「狂信的愛国心」を掲げる民族の意志同盟は、極端な民族主義者の集団です。
そもそも、自分自身を愛し信じられない者に、果たして他人を真に愛し信じることなどできましょうか。
私たちは、自分を愛し信じ続けることが実は極めて厳しく、相当な努力を要するという厳然たる事実を、まず認識せねばなりません。
なぜなら、より深く、より広く愛し信じるためには、自分自身の真相や本性を探求し続けなければならないからです。
それは、表面的で一過性の軽い気持ちで口にする「愛」や「信頼」とは、全く次元が異なるものです。まさに「自分探し」を土台とした、「いかに生きるか」という哲学に行き着かねばならないのです。
もちろん、その土地に生まれたことで生じる郷土愛や文化愛も重要な要素です。しかし、私の言う「狂信的愛国心」とは、それらを徹底的に深く広く探求し、途上で生じるあらゆる阻害要因を一切併せ呑んで、自身と国家を盲目的・無条件に信じ愛したいという「究極の向上心」を指しています。
自分自身を人生観の中心にしっかりと据えていなければ、理想の社会を描くことはできません。
自分を第一に考えるからこそ、他人のために犠牲さえ厭わない勇気や自信が生まれるのです。逆に、自分に自信が持てず他人任せにする甘えがあれば、その中途半端な愛情や信頼は、社会に対しても中途半端な影響しか与えられず、結局は自分自身の理想を裏切ることになります。
自己中心的といっても、人は一人では生きていくことはできません。しかし、その「自己中心」を徹底して探求していけば、その延長線上に、自己崇拝すなわち自己犠牲という「無為の境地」が広がるのです。
自己の存在と行動を確乎として意識することは、その行動に対する責任をしっかりと自覚することに他なりません。
わが同盟は世間から「反米」と言われておりますが、党是が「反米」であるはずもなく、あくまで祖国の自主独立のために、現在のアメリカ軍政下における植民地状態を否定しているに過ぎないのです。